本文へジャンプ 2013年8月15日更新 

 

中 国 仏 教 入 門

中国仏教を勉強して、幸せになりましょう

昨年(2008年)夏、浙江省にある島 普陀山 に行きました。

この島は 福建省福州のお金持ちの薦めで行きました。

行きは上海から船で行きまして 船中で日本語の上手な中国の方と御一緒しました。

行ってみると、観音菩薩(観自在菩薩)さまの島でした。

中国政府の偉い方もお参りに来られたとのことでした。

勿論、現在の中国は、宗教の自由を保障していますので、
仏教だけに肩入れすることは出来ませんので

仏様に手を合わせる宗教儀式はしませんが、礼をして仏様にご挨拶されています。


普陀山は観音さまばかりではなく、阿弥陀如来さまの島でもあるのですね!

(写真右)「南無阿弥陀佛」の石碑もありました。阿弥陀さまに南無します(=帰依します)

日本では、浄土宗、浄土真宗で、「南無阿弥陀佛」と唱えます。


びっくりしたのは裕福そうな家族づればかり、びっくりするほどの人数でした。

綺麗な海辺でも、幸せそうな家族ずれでいっぱいでした。

フェリー乗り場でも、明るい会話がはずむ若いカップルがたくさんいました。

この島に居ると、中国で、私は不幸だとか、悲しいとか、貧しいとか嘆く人がいるとは、とても思えません。


福建省のお金持ちは 普陀山に行けばお金持ちになると、盛んに言われましたが、

仏教信者だからお金持ちなのか?お金持ちだから仏教信者なのか?

仏教を含め宗教とは、信ずるものが救われるのです。

ですから、普陀山に行きお参りし、観音さまに、

お金持ちにしてください とお願いすれば、観音さまは、きっとお金持ちにしてくれるのでしょう!


普陀山は観音様の島ですが、観音様が書かれているのはインドから来た翻訳僧である、

鳩摩羅什が翻訳した『妙法蓮華経』観世音菩薩普門品第二十五に観音さまの経が書かれていますが、

確かに妙法蓮華経でも「ご利益(ごりやく)」を書いています。

ご利益(ごりやく)=お金持ちなのでしょうか?

お金持ちになりたいと、願えば、それも信心で、お金持ちになる ご利益を得られるのだと思います!

家族みんなが健康でありますように と願い、健康であれば それも ご利益だと思います!

健康であれば、働いてお金を稼げるのですから!


日本では、寺にお参りするだけでなく、

家庭に仏壇があり、信仰する御本尊(菩薩、如来などの仏様)と、

亡くなった御先祖(祖父・祖母・父・母など)の位牌(いはい)を奉り(祭り、まつり)、

良い香りの線香を炊き、先祖を仏として敬い(うやまう)ます。

御先祖さまがいるから私がいるのです。

これって儒教じゃないの?と思いますが、仏教って一体何でしょうか?


詳しくは、仏教の起源で述べますが、中国も日本も仏教の基本思想は、ウバニシャド哲学ですが、

日本の仏教は、中国の文化である儒学(儒教)の思想がたくさん入った中国仏教です。


日本の仏教は、中国から伝来しています。

当初は朝鮮半島を経由し、538年にに伝来していますが、

特に中国隋、中国唐、の時代には、日本の朝廷は遣隋使、遣唐使を中国へ派遣し、

仏教をはじめ中国の文化を沢山持ち帰り今日に至っています。

現在中国政府は、宗教の自由を保障し、普陀山で目にしたように自由な仏教活動が行なわれています。


中国仏教を通じて中日が友好でありますことを、

又中国文化の一つである中国仏教を勉強して、

多くの人々が、幸せな人生をおくれることを願っております。  

恭仏院恭博

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